先日こんなお別れがございました。
５０代のご夫妻と成人の息子さん、お祖母さまで、愛犬のお見送りにいらっしゃいました。
お話をお聞きすると、お嬢さまが中学入学のお祝いに、犬が欲しいといって迎えた子だったそうです。
そのお嬢さんは今、オーストラリア留学中とのこと。
「できればこの子のお葬式をビデオ通話で娘に見せてあげたいのですが、駄目でしょうか？」
と、お母さまが涙ながらに言ってこられました。
もちろん
「お嬢様のためにも、愛犬のためにも、是非そうなさってください。」とお伝えしましたら、すぐにラインで電話をお繋ぎになりました。
お葬儀の間は画面越しにご参列され、火葬施設に移動後は、儀式の様子をずっとご覧になっておられました。その間スマホからはお嬢さんの愛犬を呼ぶ声と、すすり泣くお声が終始聞こえて参りました。
そのお声を聞いていましたら、このわんちゃんは家族の一員としてみなさんに大切にされ可愛がられていたことが、しみじみと伝わって参りました。
画面越しであっても、最期のお別れのときを、大好きなご家族様に見守られたわんちゃん…きっときっと安心して旅立たれたことと思います。
ペットのご葬儀にご家族様全員で参列される方が多くなっております。
ペットは大切なパートナーであり家族の時代。
人と同じように丁寧なお見送りをご希望される方のお力になれるよう、正雲寺僧侶一同、真心こめて寄り添わせていただきます。
合掌
ご不明な点などございましたら、
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